手触りも大変柔らかい革が使われており、インソールにも革が使用されておりました。
さらにインソールの下、革靴で中底と言われる部分はなんと!!スニーカーでありながら革が使用されておりました。
スニーカーの中底は、テキソンボードなどの厚紙や、オーソライトなどのクッション性のあるスポンジ、または薄い生地を使用する場合が多いです。

ブランドのスニーカー作りへのこだわり、またそのスニーカーを3足もお持ちになられたお客様のこだわりも感じました。

中底が厚い革でできているとなりますと、洗ってしまうと大変乾きにくく、色移行の心配もあり、そもそも柔らかいアッパーの型崩れを避けるため
丸洗いは避け、内部は機械で殺菌し、表面のみを洗いました。
インソールは本体がスポンジでできており、汚れが気になったので、表面の革を傷めないようにしながら丸洗いしました。

●ソールの横・裏面を泥汚れを分解する薬剤を使用し、泥汚れを可能な限り除去します。
●内部のライニング材やインソールに付着した毛玉・毛・靴下の糸クズを可能な限り除去します。泡除菌クリーナーで拭いてキレイにします。
●くつ内側 をＵＶ線照射により殺菌します。
●アッパーを泥汚れを分解する薬剤と本革用クリーナーで拭いて汚れを落とします。
●アッパーとソール横面・底面をスニーカー用シャンプーで洗います。表面本革の色落ち、型崩れ、接着強度に影響が出ない温度・時間で洗っております。
●スポンジに革が張りつけられた仕様のインソールを丸洗いします。同じく表面本革の色落ち、型崩れ、接着強度に影響が出ない温度・時間で洗っております。
●シューレースは、洗剤を組み合わせて時間をかけて汚れを除去しております。
●汚れが付きにくくなるクリームを塗布した後、防水スプレーを塗布して仕上げました。

※皆様、汚れてから時間が経ってしまうと汚れが残ってしまう可能性が高くなるうえ、染み抜き料金などがかかってしまいますので、お気に入りのお靴は早めにお持ちくださいませ！



Before & After ①




Before & After ②




Before & After ③




Before & After ④