NY マンハッタンより電車で45分北に位置する街 ホワイト・プレインズに、1949年開店の【Chillemi Shoe Repair】はあります。
スニーカーのデザイナーを辞め、私の中でスニーカーの本場と考えているNYでデザインの道を見つけたい、それと同時に靴磨きを習いたいと渡米し、ダメ元で飛び込んだのがこの【Chillemi Shoe Repair】でした。
はじめは門前払いだったのですが、雇われていた靴磨き担当のエーロンが「なんで?ダメだって?Ok。俺と一緒にやるかい。」と言って名刺をくれ、師匠になりました。
店主のポールに断られてるのに、学校が終わった後に毎日店へ行くことになりました。壁のペンキ塗りを手伝ってからは明らかに受け入れてもらえるようになりました。
言葉通りお客様の出入りの絶えない店で、ポールは一週間休みなし、朝7:00に出勤し夜中0:00近くまで働き、さらにとっくにバスのなくなった私を車で家まで送ってくれました。
「なんでこんなにたくさんのお客様が来るの?」と尋ねると、「最高の仕事、最高の価格だよ!」と教えてくれました。