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クツミライパートナーズ
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2024.08.25(日)

shoepara編集部 大嶋信之

靴の街 浅草で開催中の展示イベント『「靴の魅力」靴を観る!読む!聴く!―シューカルチャーミュージアム』を訪れ、トークイベント『靴族(かぞく)会議 2024 夏』に参加させていただきました。  

  • image1
昨日8月24日(土)、22日(木)~9月4日(水)まで、浅草文化観光センター7階展示スペースにて開催されている展示イベント『「靴の魅力」靴を観る!読む!聴く!―シューカルチャーミュージアム』を訪れました。
本イベントは、靴の未来を考えるネットワーク「クツミライパートナーズシューフィル」が主催し、国内最大の靴の産地である台東区浅草で、靴の魅力をアピールする展示イベントとなっています。

入口を入って右側の壁/「靴の魅力」靴を観る!読む!聴く!―シューカルチャーミュージアム
入口を入って右側の壁。
両壁には、靴にまつわるニュースや年表、映画ポスター、CDジャケットなどが多数展示されています。

入口を入って左側の壁/「靴の魅力」靴を観る!読む!聴く!―シューカルチャーミュージアム
入口を入って左側の壁。

中央のテーブルに展示された靴にまつわる書籍やマンガ(漫画)がずらり/「靴の魅力」靴を観る!読む!聴く!―シューカルチャーミュージアム
中央のテーブルには、靴にまつわる書籍やマンガ(漫画)がずらり置かれています。
手に取って読むこともできます。

「STEPS(ステップス)日本製靴の歩み」/「靴の魅力」靴を観る!読む!聴く!―シューカルチャーミュージアム
STEPS(ステップス)-日本製靴の歩み」。
1990年、日本製靴(現リーガルコーポレーション)発行。
日本の紳士靴(革靴)の歴史を知ることができる貴重な書籍だ。

靴と木型の写真/「STEPS(ステップス)日本製靴の歩み」
靴と木型の写真。
日本製靴と米国「Regal社」との技術提携について記されたページ。

ピアニスト向けのシューズ「リトルピアニスト」を開発し販売されたという主婦の記事。(東京新聞 2023年9月13日号)/「靴の魅力」靴を観る!読む!聴く!―シューカルチャーミュージアム
壁に展示されたニュースのひとつ、ピアニスト向けのシューズを開発し販売されたという主婦の記事。(東京新聞 2023年9月13日号)
ピアノを弾く娘のために開発したシューズを、特許を取得し販売したという。2015年発売開始からすでに1万足以上を販売したというから驚き。

「リトルピアニスト」ピアノ演奏者向けの靴(シューズ)/「靴の魅力」靴を観る!読む!聴く!―シューカルチャーミュージアム
ピアニスト用の靴
「リトルピアニスト」というブランド名のピアノ演奏者用の靴がある。ピアノを弾く娘のペダル操作がスムーズになるようにと主婦である母親が試行錯誤の末に開発、特許を取り、2015年から販売、利用者の評判も上々ですでに1万足以上を販売しているという。大人用から子供用まで7種類あり、グッドデザイン賞も受賞している。

特別トークイベント(「靴を夢見る人&フロントランナーが集うトークイベント『靴族(かぞく)会議 2024 夏』/「靴の魅力」靴を観る!読む!聴く!―シューカルチャーミュージアム
特別トークイベント(「靴を夢見る人&フロントランナーが集うトークイベント『靴族(かぞく)会議 2024 夏』」)。
靴職人や、靴販売、靴メーカーなど、靴に関わる方々の、意見交換や交流の場となっています。
トークイベントは、イベント期間内に2回の開催を予定されており、第1回となる今回は、
シューフィル代表の城一生(たち いっせい)氏とアシスタントの原智子氏、皮革産業資料館の稲川和史氏(元靴メーカー)、The Shoe Work Shop代表で靴職人の末光宏(すえみつ ひろし)氏、 一般社団法人日本皮革産業連合会のライター鈴木清之氏、古靴コレクターのイノウエ(Ryo Inoue)氏と、私(パラシューネット代表 大嶋信之)で行われました。
靴全般について、革靴について、スニーカーについて、皮革(レザー)について、子どもの足育について、様々な話題であっという間の2時間でした。

靴漫画『靴の向くまま/みやび あきの著』/「靴の魅力」靴を観る!読む!聴く!―シューカルチャーミュージアム
2023年発行の靴漫画『靴の向くまま/みやび あきの著』。
靴職人を描いた内容で、モーニング(Web版)に連載されている人気マンガです。
本イベントを主催したシューフィル代表の城さん、トークイベントに参加されたThe Shoe Work Shopの末光さん、皮革産業資料館の稲川さんは、本マンガの取材協力をされたため、取材協力ページに名前が載っています。

靴作りワークショップの新型シューズ/The Shoe Work Shop(ザ・シューワークショップ)末光宏
靴作りワークショップを行っている、The Shoe Work Shopの末光氏が、ワークショップ用の新たなシューズを提案!
新型ビブラムソールに合わせて作られた、末光氏オリジナルのアッパー(甲革)になっています。
アッパーの型紙は、ワークショップでの作業性が良いよう、工夫された形状になっています。
(関連記事:1日でモカシンシューズが作れるワークショップ「あなたもシューズクリエイター」体験レポート

靴作りワークショップの新型シューズ/The Shoe Work Shop(ザ・シューワークショップ)末光宏の底面(ビブラムソール)
ソールは伊ソールメーカーのビブラムソール。

靴作りワークショップの新型シューズ/The Shoe Work Shop(ザ・シューワークショップ)末光宏のインソール
ソール内蔵型インソールで足にフィットし、履き良い構造になっています。

The Shoe Work Shop(ザ・シューワークショップ)末光宏作の革製コッシュ(ミュゼット)
こちらは、末光氏が製作した革製サコッシュ(ミュゼット)。肩かけバックだ。
外国人観光客向けを意識したデザインとなっている。

The Shoe Work Shop(末光宏)革製サコッシュ(ミュゼット)「雷門」
「雷門」。

The Shoe Work Shop(末光宏)革製サコッシュ(ミュゼット)「カミナリモン」
「カミナリモン」カタカナバーション。

The Shoe Work Shop(末光宏)革製サコッシュ(ミュゼット)「ASAKUSA TOKYO」
「ASAKUSA TOKYO」(浅草 東京)。

The Shoe Work Shop(末光宏)革製サコッシュ(ミュゼット)「日の丸デザイン」
日本の象徴、日の丸デザイン。

The Shoe Work Shop(ザ・シューワークショップ)末光宏作の革製コッシュ(ミュゼット)着用例
着用例、表面。

The Shoe Work Shop(ザ・シューワークショップ)末光宏作の革製コッシュ(ミュゼット)着用例 裏面
着用例、裏面。
表と裏のない両面使いができる構造で、どちらのデザインも楽しめる。
チャックはなく、内側へ折りたたむことで、バックの開け閉めができる。

The Shoe Work Shop(ザ・シューワークショップ)刻印
末光氏の工房「The Shoe Work Shop」の刻印。

古靴コレクターのイノウエ(Ryo Inoue)氏の足元の靴(九州屋靴店)
トークイベントに参加された、古靴コレクターのイノウエ(Ryo Inoue)氏の足元をパチリ。

古靴コレクターのイノウエ(Ryo Inoue)氏の足元の靴(九州屋靴店)アッパー部
かつて神戸にあった「九州屋靴店」オリジナルの、プレーントゥドレスシューズ。
アッパーは、キッドスエードで子山羊の上質なスエード革だという。

古靴コレクターのイノウエ(Ryo Inoue)氏の足元の靴(九州屋靴店)底面(ソール)部
ソールは、雨用にとハーフラバーが貼ってあった。
かっこいい!
イノウエ氏のインスタグラムはこちら!

様々な靴が投稿されている。筆者も定期的にチェックしてます!

(写真・文/シューパラ編集部 大嶋信之)