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ヒロカワ製靴さんの工場見学「スコッチグレイン(SCOTCH GRAIN)の革靴ができるまで」ツアー レポート/浅草エーラウンド2019秋 まち歩きツアー(グッドイヤーウェルト製法の製造工程)今回、筆者は不慣れながらガイド役を務めさせていただきました。ツアーに参加いただいた皆さま、誠にありがとうございました。また、浅草エーラウンドの関係者の方々、ヒロカワ製靴のスタッフの方々、親切にサポートいただき感謝申し上げます。 墨田区堤通にあるヒロカワ製靴さん。 「スコッチグレイン(SCOTCH GRAIN)」ブランドの紳士靴をグッドイヤーウェルト製法にて生産しています。 創業50年、ブランド誕生は40年になります。 スタッフの方から見学の段取りを説明いただきました部屋には、歴代の靴がずらりと並んでいました。 ウィスキーなどと一緒に並ぶ靴。 スコッチグレインでは、革靴をワックスとモルトウィスキーで磨く「モルトドレッシング」というお手入れ方法を提唱している。 手前の靴は、京都レザーで作られた「スパイダー雅(みやび)」という靴で、スコッチグレイン40周年を記念して作られた箔の革。 その下は、パンダの顔を模した「パンダシューズ」。 (関連記事:「スパイダー雅」のサンプルシューズを履く廣川社長の足元スナップ) 最初に、工場長から甲革に使われるレザーの説明。 フランス製などの海外製から国産レザーまで、主にクロム鞣しレザーで、製品によって使い分けている。 次に、底材(ソール)に使われるレザーの説明。 イタリア トスカーナ産の、良質な植物タンニン鞣しレザーを使用している。 靴のサイズに合わせ、厚みなども変えている。 底材の型抜き(裁断)工程。 各サイズの刃型(抜き型)を使用し、プレス機で抜いていく。 裁断し終えた底材(ソール)。 中底の裁断工程。 アッパー(甲革)の裁断工程。 底材と同じように、パーツを型取った刃型(抜き型)で抜いていく。 アッパーは職人の目でキズやシワを確認し、パーツに合った場所を抜くように注意を払っている。 職人が目視しして、マーカーをつけた革。 ストレートチップのつま先は、一番デリケートな箇所のため、専用の機械を使い職人の目でキズなどを確認する。 裁断し終えたつま先のパーツを機械にセットすると、下からアールが突出し、革が引っ張られたところに、光を当てながら確認していく。 40枚につき1~3枚程度は、微少なキズなどではじかれるそうだ。はじかれたパーツを見せてもらったが、筆者にはキズがわからなかった。 靴は、木型に釣り込む際に革を引っ張って作るので、実際に釣り込んでみないと現れないキズがあるため、他の革製品と違って難しいところだ。 ライニング(裏地)のパーツを型抜き(裁断)している様子。 製甲と呼ばれる、アッパーを組み立てる工程の様子。 裁断したそれぞれのパーツを、職人の手作業で組み立てていく。 地下にある木型の倉庫。 職人が作業中に一目でわかるように、サイズによって色が分けられている。 木型には、日本人の足に合うよう、スクッチグレイン独自の創業以来のノウハウが詰まっている。 釣り込み~底付けの工程の様子。 シューラスターという釣り込み専用機で、木型にアッパーを釣り込む。 釣り込みを終えた靴。 平らだったアッパーが木型にはまり、立体的な靴のかたちになる瞬間だ。 釣り込みの際に、木型にヒール部分を固定するための釘。 この釘穴は「タックホール」と呼ばれ、製品になった後にタグなどを通す穴に再利用される場合もある。 かかと部分を手作業で釣り込む。 釣り込んだかかと部分に釘を打って、木型と中底に留める機械。 中底のリブとアッパーを仮止めする。 「すくい縫い」と呼ばれる工程。 中底のリブと、アッパー、ウェルト(細革)をいっぺんに縫合する。 余ったウェルトをカットする機械。 ヒール部分を平らに削る。 ソールを圧着する。 「出し縫い」と呼ばれるソールを、ウェルトに縫い付ける工程。 出し縫いを終えた靴。 レザーソールに、熱したコテで模様が付けられている。 底付け工程の工場の様子。 ツアー参加者たちは5~6名の班に分かれ、各班に一名づつ担当者がついて、丁寧に説明をうけながら各工程を見て回ることができた。 今回の参加者数は20名程だったので、3班に分かれて見学した。 ローリングマシンで、ソールを木型に馴染ませる。 余分なソール部分をカットする。 グラインダーという削り機で、ソールまわりを削って平らに形成する。 形成し終えたソール。(写真はスコッチグレインオリジナルラバーソール) ヒール部分に接着剤が塗られている。 ヒール付け工程。 接着剤を塗っておいたヒールを、熱して再溶解させ圧着する。 ヒールが付け終わった靴。 レザーソールの仕上げ工程。 専用仕上げ材で着色し磨く。 ロゴが刻印された、敷き革を敷く。 アッパーを、高回転するバフで磨き艶をだす。 ソールまわりの仕上げ工程。 着色しながら磨いていく。 熱風をかけて、きれいに革のシワを伸ばし、木型に馴染ませる。 アッパーの仕上げ作業。 専用クリームで磨き上げていく。 茶色の靴の仕上げ工程。 専用クリームで磨き上げる。 磨き終えた靴。 美しい艶だ。 仕上げ終えた黒の靴。 手作業ならではの、程いい艶感で美しい。 専用シューキーパーを入れ、検品し箱詰めする。 様々な工程を経て、出来上がった靴。 一枚革だった材料が、職人の手によって見事な靴に生まれ変わる。 工場(本社)の入り口にあったブーツ。 色とりどりのアッパー、また面白い靴が出来そうだ。 ■スコッチグレイン 公式サイト http://www.scotchgrain.co.jp/ (文・写真/shoepara編集部 大嶋信之) |
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