2023.07.23(日)
shoepara編集部 大嶋信之
2023年7月22日~8月31日まで行われている、「靴の街・浅草2023夏休みイベント『NO SHOES NO LIFE (ノーシューズ・ノーライフ)~靴を夢見る人が集う街・浅草~』」を訪れました。
会期:2023年7月22日~2023年8月31日
会場:浅草文化観光センター 7階 展示スペース(東京都台東区雷門2-18-9)
時間: 11:00~18:00
会場は、浅草文化観光センター(東京都台東区雷門2-18-9)の7階展示スペース。
雷門の真ん前の建物です。
7階の会場入り口。
会場を入ると、その時代その時代を象徴する歴代流行した靴が展示されている。
現在も革靴の国内第一位の生産地としてしられる台東区浅草地区。
今も昔も変わらない製品クオリティを誇る。
大正~昭和時代の革靴。
モダンなパンプスや、紳士靴など。
靴とファッションの150年「大正~昭和 モダン都市に靴が映える。」
戦後~1950年代の革靴。クオリティの高い紳士靴。
筆者が特に目を引いた、綺麗なキャップトゥ(内羽根ストレートチップ)。
ユニオン製靴(現 オカモト株式会社/旧 世界長ユニオン)のもの。上質なレザーと、木型の美しい曲線ライン、マッケイ製法の上品な一足。
靴とファッションの150年「戦後~50年代 平和の足音軽やかに」
1980年代の革靴。
ヒールの高いブーツや、デザイン性の高い婦人靴が目立つ。
靴とファッションの150年「80年代 DCブームからバブルへ」
DCブランドの流行と、バブル景気で、一気にファッションが過熱した。
1990年代の革靴。
アニマル柄のパンプス、クロコダイル調のパンプスなど、素材のバリエーションに富む靴が目立つ。
靴とファッションの150年「90年代 主役はギャルとストリート」
ミニスカートにロングブーツといったファッションが流行した。
■靴の相談会&足のサイズ測定会&オーダーシューズ
本イベントは、期間ごとに様々な特設イベントを予定している。
筆者が訪れた日は、「靴の相談会&足のサイズ測定会」が行われていた。
「靴の相談会&足のサイズ測定会」
今月いっぱい(7月31日まで)行われる予定で、誰でも無料で足を計測してもうことができる。
計測とともに、オーダーシューズの相談可能。
(株)アップモウストシステム東京さんの提供するサービスで、独自(特許)の採寸方法で足を測定し、そのデータをもとに国内屈指の靴職人である橋本公宏氏(靴工房 J.S.T.F.代表)がオーダーシューズを製作するといったサービス。
(株)アップモウストシステム東京さん独自の計測器。
足のサイズによって計測する箇所を変えて、より正確な寸法を計測することができる特許技術。
誰でも無料で計測してもらうことができます。
意外とご自身の足のサイズを知らない方が多いです。この機会にぜひ計ってみてください。
筆者も計測してもらいました。
足長と、足囲(ボールガウス)を計測します。
次に、ウェスト部と呼ばれる、土踏まず部分を計測します。
筆者は、外反母趾ぎみなのですが、その角度も計測します。
踝の高さを計測。
以上のほか、数カ所計測し、専用データ表に記入。
自身の足のデータを知ることができます。
計測データを元に、写真のようなオーダーシューズを作ることができます。
靴の製作を担当する、橋本公宏氏。
土日(7月22日、23日、29日、30日)は会場に来られる予定とのこと。
橋本氏は、国内で大変有名な靴職人である関信義氏(故人)の愛弟子で、現在自ら工房を浅草・橋場に構え、「Tailor SHOES KiMi」など自社ブランドを展開している。
手にするのは、オリジナルの革製の雪駄。靴を作る際に余った革で製作して販売している。
革も上質でカラーも面白い、出し縫いもかけてあり、靴職人+浅草らしい作品。
筆者も試し履きさせていただいた。(足のサイズ28.0cmでLLを着用)
クッション性のよいインソールと、太い革の鼻緒で、履き心地が大変良い。
私のような外反母趾の足には、良い履物だ。
雪駄の他にも展示している靴も、靴を作って余りの革で製作した。
橋本氏の足元。
同氏製作のスエードのビットシューズ。
つま先芯は入っていないため、足が当たらず素足でも快適で、もう2年以上愛用している。
本イベント主催者である、シューフィル代表の城(たち)氏の足元。
Maison MIHARA YASUHIRO(メゾン ミハラヤスヒロ)のスニーカー。
一見普通のキャンバスシューズだが、ハラコなどの革を使用し、一回り大きく見えるボリューム感がたまらない。
本イベントは、8月31日まで行われていますので、浅草へお越しの際は、ぜひ足を運んでみてください♪
(写真・文/シューパラ編集部 大嶋信之)