2021年5月26日(水)・27日(木)に、都立産業貿易センター 台東館で開催予定の「第102回 TFL 東京レザーフェア」にて、「革コン!革のデザインコンテスト2020」の応募作品が展示されます。 作品ジャンルは、「クリエイト部門」と「プロダクト部門」の二つに分かれ、それぞれの部門で最優秀賞、優秀賞などが選ばれる。
今回は、プロダクト部門に入賞された、島田竜太郎氏の作品を紹介したい。
革コン!革のデザインコンテスト2020 公式サイト
http://kawalove.com/
「JURASSIC SHOES」という作品名のごとく、恐竜の足の形をしたストレートチップドレスシューズだ。
3つの靴が融合したような、ユニークな形状をしている。ハンドメイドならではのデザイン。凄いところは、この形状で人間の足もちゃんと履ける(足が入る)らしい。
技術的な話ですが、木型や、つり込み、ウェルト付けなど、どうやって作ったのか、筆者は気になってしまう。
(写真は、革のデザインコンテスト2020公式サイトより)
こちらが、作品の元となった同氏によるデザイン画。
”『JURASSIC SHOES』福井旅行で”恐竜博士”に出会った。スーツにネクタイ、白衣をまとい、足下には革靴。彼はまだブロンズ製だったが、将来、科学の力で恐竜が蘇り、さらに博士が誕生したときのために本物の革靴を作ってあげたくなった。”
とのことで、福井県へ旅行に行った際に立ち寄った、恐竜博物館で発想を得たという。
調べると、福井県立恐竜博物館の屋上のベンチに、写真のような白衣に身をまとった恐竜博士が座っているらしい。執者も会ってみたくなった。
福井県立恐竜博物館>知ってましたか?”恐竜博士”
https://www.dinosaur.pref.fukui.jp/news/archives/113
島田竜太郎氏は、以前も「一般社団法人東京都技能士会連合会奨励賞」という賞を受賞された実力派の靴職人で、今後の活躍が楽しみな職人の一人です。
(関連記事:台東分校 製靴科47期 卒業制作内覧会「紡ぐ〔weave〕」卒業生 島田竜太郎さん作製の靴 )
また、他の方の素晴らしい作品も多く展示されますので、東京レザーフェアにお立ち寄りの際は、ぜひご覧になってみてください。
革のデザインコンテスト2020 受賞作品一覧
http://kawalove.com/2020/result.html