「光沢が出やすく、バッファロー・レザーの質感、良いなあ」、「わざと凸凹に加工されているレザーソール、良いなあ」と思いながら磨いていて、あまりにも自分が好きな革・仕上げ・フォルムを持つブーツだったので、インソールの刻印を確認すると、数年前に自分が欲しいまま見失っていたブランド <オフィチーネ・クリエイティブ>のものでした。
それをお客様へ伝えると、「え!ブランド名が分かったんですか!他のデザインも探したかったけれど、ブランド名が見えにくくて分からなくなっちゃった」とおっしゃっていました。
靴屋さんで偶然出会って気に入って購入したそうなのですが、それは店が間違って仕入れたものだったらしく、それ以降取り扱いがなく出会うことがなかったとのこと。
私の場合は偶然出会って気に入ったけれどお金がなくて購入できず、次の年にもう一度店へ行ったら取り扱いが終わっていて、それ以降出会えていませんでした。それがおそらく、<オフィチーネ・クリエイティブ>だったのでないかと思っています。
少しだけお客様と共感(?)に近いものを感じれたような気がしました。
何も感じることなく仕事をこなす場合と、共感しながら取り組む場合とでは結果が異なることはもちろんのこと、作業だけでなく、会話でもお客様とお互い共感を感じることができると気持ちが清々しいです。
喜んでいただけたようでよかったです、ご利用いただきありがとうございました。