月額会員様、連日ご利用いただきありがとうございます。

本日はお話もできて楽しかったです。
またのお越しをお待ちしております。

今回はいつもと少し磨きを変えてみました。
「鏡面磨きしなくても、鏡面になるよな？」とふと思ったからです。
近くによると映り込みますが、カメラには映らなかったです。

　NYのチレミ・シュー・リペアにお世話になっていた時、近所で新品のコール・ハーンの革靴を買ってきて、練習のため1日1回磨くことにしました。ボスのポーリーに許可をもらい靴を店に置いて帰ることにしました。
　次の日私が店へ行くと、靴磨きの師匠エーロンは「Hi ! How are u? Ok, I'm gonna go home!」と挨拶だけ交わして慌てて帰っていきます。その頃は私に靴磨きを任せてくれるようになっていて、私が店に行くのと交代で師匠エーロンは帰る、シフト制みたいになっていました。
エーロンが帰った後、コール・ハーンを取り出すと、想像以上にピカピカで「あれこんなに光ってたっけ？」と違和感を感じましたが、また1回磨きました。
　次の日店に行くと、やはり前日の印象よりピカピカな気がしたのですが、また1回磨きました。
　そのまた次の日店に行くと、バスの時間が過ぎてしまったのだったか、いつもより余裕のあるエーロンが
「靴キレイだろ？」と言ってきました。ビックリして「何で靴のこと知ってるの?」「！磨いたの？！」と尋ねると、「Yeees. Haha. 連日磨いといたよ」とのこと。
「I did shoeshine too(笑) 2人して磨いてたのか、だからキレイだったのか！鏡みたいに。」
「もっと磨けばもっと鏡みたいになるよ」とエーロンは言っていました。
油分をよく吸う革だったので、質感が変わってしまったのが残念でしたが、、、。

長くなりましたが、つまりワックスを塗りこむ厚塗りの鏡面磨きをしなくても、普通の薄塗りの磨き方でも鏡面にできると思いますので、また挑戦してみます。