くつみがきのチレミイ(amazing sneaker cleaning in Tokyo)

くつみがきのチレミイ(amazing sneaker cleaning in Tokyo) 【関東】

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靴磨き、スニーカークリーニング

2023/05/07 のショップニュース

To THE GIRL from Australia

To THE GIRL from Australia
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Thank you for giving me the heart-warming gift !
 I appreciate the thought.
And you should take home it for Japanese souvenir...

数日前、海外からいらした方が道に迷って店に入ってこられた。Google Mapを見せてもらうと、道のないところを突っ切って案内されており、目的地の周囲は道がなく、日本人の自分が見ても全く分からない。
となると、海外からの旅行者が、日本の密集した住宅地を把握することの難しさは想像に容易かったので、一緒に探すことにした。

本日、その人が店先に顔をのぞかせたので、てっきり困ったことがあるのかと思って出て行ったら、「I'll come back soon」と言い残して行ってしまった。そして大きな菓子折りを持って戻ってきた。

お気持ちだけで結構です→いや、本当に→そうですか?ではありがたくいただきます。
という、定形の流れを日本人以外にも演じるべきなのか、それとも失礼にあたるのか、人種のサラダボウルことアメリカではどうだったのか瞬時に考えたが、その会話パターンが思いつかなかったので、すぐ受け取ってしまった。
そして2週間の旅行と聞いていたが、明日帰るのだという。

店を閉めてから、それにしても大き過ぎるだろと思って見てみれば、芦屋の文字。もしかして、芦屋にしかない店で、下調べしてお土産として購入したものの一つを私に置いていったのでないかと焦ってしまった。
(デパートでも展開している店のようなので、少し気は楽になった)
旅の土産として母国へ持って帰るべきで、この贈り物を返したくなった。
心づかいを想うと、なんとも切ない気持ちで一杯になってしまった。

こういった振る舞いは、元々日本人的だと思っている節があった。
もう一度じっくり考えてみると、アメリカで出会った人達は、自分の関わったイタリア系でもメキシコ系でも、ベネズエラ人でも中国人でも、その多くは他人に思いやりある行動をしていた。日本人よりも純粋に他人への親切や愛情を行動へ移しているように見えた。
先述の、ありがたい気持ちを表すパフォーマンスを行ってもよかったのかもしれない。

自分も国内外問わず知らない土地へ行くと、必ずと言っていいほど、偶然居合わせた赤の他人に助けてもらってきた。その人達への感謝をあらためて伝えたくても、もう2度と出会うことは叶わない。それを思い出しまた切なくなる。

ちなみに日本はどうだったかやっぱり気になって尋ねてみると、「very nice!」とのこと。本当に?