だいぶ時間が経ってしまいましたが、今年(2017年)4月に行われた「浅草ものづくり工房 第5回施設公開」のレポートです。
(フライヤー/シューフィル)
本イベントは同施設に入居されているクリエイターの方々の仕事を公開することで、商品のアピールや商談などの機会を設けています。また当日は施設内の敷地で、ワークショップやTシャツ販売・輪投げ・オープンカフェなど、お楽しみイベントも行われました。開催日程は、毎年春と秋に開催される「浅草エーラウンド」と同時に開催されることが多く、今回も「浅草エーラウンド 2017春」に日程を合わせ開催されました。浅草エーラウンドとは、浅草の地場産業でもある皮革・バッグ・靴などの革製品をアピールするイベントで、次回浅草エーラウンド 2017秋は、10月20日~22日にかけて行われる予定です。
次回の浅草ものづくり工房施設公開の予定などは同施設マネージャーでもあるシューフィルのニュース配信ページまたは、公式サイトでチェックすることができます。
東京・台東区橋場にある産業研修センター。この施設内に「浅草ものづくり工房」はあります。
入居されている各クリエイターさんの部屋(仕事内容)を見ながら、商品を購入することもできますし商談もできます。
入居クリエイターのパンフレット。
靴、バッグ、革小物などをつくる若手クリエイター9社が入居しています。
<入居クリエイター 一覧>
201: retela(リテラ)/大越敦子
202: Kusuguru Design(クスグルデザイン)/鈴木智、山崎美穂
203: Shoy's closet(ショイズ・クローゼット)/上川美希
301: Bronzemasutaer(ブロンズマスター)/菊田 悠
302: La Gioia(ラ・ジョイア)/和田義治
303: MAYOU/Hart wraps(マユ/ハートラップ)/木村真弓、山崎康則
304: SOIHM(ソイム)/大島敦子
305: Six-clothing (シックス・クロージング)/高見澤 篤
306: tronco(トロンコ)/立花怜己
※現在の入居企業一覧は公式サイトで参照できます。
同会場で同時に行われた「日本の靴職人展」。
「日本の靴職人展」の様子。
石原靴工房さんの作品と生徒さんの作品。
関口善大靴工房さんの作品。
かがみ式靴教室の生徒さんの作品。
文化服飾学院の生徒さんの作品。
台東分校の生徒さんの作品。
その他、多くの靴職人さんや靴教室の生徒さんたちの靴が展示されていました。定番の伝統的デザインからオリジナリティ溢れる個性的デザインまで、見ているだけで楽しい展示会でした。
靴製作実演として出展されていた、「靴づくり屋 chisaka」千坂実木さんの手づくり靴。
何枚もの柔らかい革で、足を包み込むような独特なデザイン。
どんな足にもフィットしやすいため履き心地もよく、通気性も良い。写真は紳士用シューズ。
婦人用シューズ。
革素材とベビーシューズ。柔らかい革を使っている。
オリジナル本革サンダル。風合いのある質の良い革と、しっかり出し縫いをかけたソール(革底)と革積みヒールが本格派。
革のお手入れ実演で出展されていた「麗靴堂-Reikado」の堂薗さん。
来場者の靴やバッグの靴磨き、レザーメンテナンスをされていました。
同施設に設けられた「皮革産業資料館」
元大関・小錦八十吉さん(小錦関)の靴。足のサイズが大きく足幅も広いため、オーダーシューズだ。
こちらも小錦関の靴。足計測時の写真とともに展示されていました。
写真ではわかりずらいですが、かなり大きな靴です。
小錦関の靴のサイズはなんと「36cm」!体も大きければ足も大きい!
靴職人の西熊義勝さんが製作したミニチュアの革靴。
非常に繊細なつくりで、小さな本物の靴でした。
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同日に行われていた「浅草エーラウンド 2017春」
桜橋レザーパーク (富田興業内の1階・5階)に、皮革と革製品の展示が行われていました。
革の風合いを活かした上品なパンプス。
<番外>
帰り道、 玉姫稲荷神社(台東区清川)を通りかかったところ、靴まつりの準備がされていました。
靴まつり「こんこん靴市」の会場となる玉姫稲荷神社。
靴まつりは年2回玉姫稲荷神社にて、4月は「こんこん靴市」 、11月は 「めぐみ祭り市」という名で行われます。
多数の靴メーカーが安価で靴を販売するお得なイベントです。 次回は11月の 「第43回 めぐみ祭り市」です。
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(文・写真/shoepara編集部 大嶋信之)