ショップニュース
2020/03/15
MONCLER knit sneaker cleaning モンクレール ニット スニーカー クリーニング シミ
当店を信頼してご依頼くださいましてありがとうございました!
セレクトショップ様より承りました。
顧客様が酢をこぼしてしまい、
(画像ですと分かりにくく申し訳ございません)
ご担当者様が大変思いやりのある方で、できるかできないか実物を見てお返事くださいとのことで送ってくださいました。
実物を拝見しましたところ、両足つま先にクリーム色のシミがあり、特に持ち主様が気にされているのは右足のクリーム色+黒い点々汚れと擦ったときに生じた毛玉とのことでした。
カカトとベロ部分に、水や薬剤で色落ち(=色移行)するNAVY色の本革が使われ、またソールのREDやNAVY色も薬剤で色落ちのおそれが見受けられました。
シミ抜きは、薬品を使用した後、十分に水で薬剤を洗い落とす必要があります。
そのため、通常の丸洗いができないうえ、二重のシミ抜きが可能かどうか、方法を考えました。
まず、仏の高級シューケアブランド
もし、お客様がクリーナーを塗布した際に、早く乾かそうとドライヤーなどで熱を加えた場合は、シミとなっている成分が固まって除去しにくいことがあるそうです。ゴシゴシ擦って、その成分がニット生地の繊維の奥へ入ってしまっていても除去しにくいです。
●作業中にさらに汚さないよう、アウトソールの汚れを落とす。
●インソールに付着した汚れと、シューズ内部の目に見えるゴミを除去 → 除菌の薬品を塗布。
●シューレースは漬け置きして汚れを落とす。
●アッパー表面 二重のシミに対して、四種の薬品を順番に塗布して効果を確認しながら除去 → 念入りに水拭きして薬品を落とす。
●乾かした後、1週間以上汚れないよう保管しながら、黄ばみやシミが再発しないか確認 → 再発しなかったので完成としました。
ありがとうございました!!